ストーリー

聖天翔(せいてんしょう)学園は天使が創設したという伝説が残る、汐碕(しおさき)市でもっとも有名な学園である。その学園に通う天野光人(あまのみつと)は、平凡な毎日に少し嫌気がさしていた。決まった時間に起き、そして登校し、授業を受けて戻ってくると言う退屈な日々。そんな光人に変化が訪れたのは、季節は衣替えも済んだ初夏だった。B 棟と言われる、今はもう古くて使われていない三階建ての校舎を掃除することになる。ところがB 棟の掃除に訪れたのは光人だけ。他のクラスメイトはみんなサボってしまった。一人でB 棟全部を掃除する羽目になる光人。一階、二階、三階と順番に掃除をして、そして光人はいつの間にか四階を掃除していた。三階建てのはずなのに四階があるB 棟。そしてその四階で、一人でぽつんと本を読んでいる少女【神宮司雛子(じんぐうじひなこ)】に出会うのである。この不思議なB 棟の四階を舞台に、この学園に隠されている、普通の人には見えない様々な現象に光人は巻き込まれ、そして天使の存在とその秘密に触れていくことになる 聖天翔(せいてんしょう)学園。汐碕市の中で一番有名と言っても過言ではないマンモス校であり、幼稚園から大学までそろっている。歴史ももっとも古く、築100 年を超えた校舎があちこちに残る、歴史と風格を備えた学園である。その名の通り、天使が創設したという伝説があり、正門から校舎へ続く通りには天使の象が立っている。

キャラクター相関図

相関図相関図